
日本語を学ぶ(前期)/詩を学ぶ(後期) 全30回【聴講】
講師:伊東 恵司(日本語を学ぶ)、林 望(詩を学ぶ)
歌詞を扱う者として知っておくべき日本語に関する知識、また詩について学ぶ講座です。
火曜日 19:30-21:00
Zoomウェビナーを利用したライブストリーミング配信
(アーカイブあり。2024年3月31日まで視聴可能)
■参考図書(日本語を学ぶ)
合唱エクササイズ:日本語編(伊東恵司著 カワイ出版)
<日本語を学ぶ>
4月25日:言語とは何か、言葉はどのようにして歌になるのか
5月2日:日本語の歴史、日本語の言語的特徴を理解する
5月16日:日本語と西洋音楽との出会い
5月23日:言葉は何を伝えているのか~言葉の具象性と抽象性~
5月30日:日本語の詩を読む
6月13日:作曲家はどのように詩を歌にするのか1
6月20日:作曲家はどのように詩を歌にするのか2
6月27日:作曲家はどのように合唱曲を作っているのか1~言葉を音楽に~
7月11日:作曲家はどのように合唱曲を作っているのか2~詩を音楽様式の中に呼び込む~
7月18日:作曲家はどのように合唱曲を作っているのか3~詩の再構築~
7月25日:日本語の曲を練習する1~母音と子音をどのように考えるのか
8月8日:日本語の曲を練習する2~言葉と音型や拍節をどのように考えるのか
8月22日:日本語の曲を練習する3~詩の意味をどのように読み取り、表現するのか
8月29日①:実践練習として~総まとめ1(例:團伊玖磨「岬の墓」他:予定)
8月29日②:実践練習として~総まとめ2(例:清水修「月光とピエロ」他:予定)
<詩を学ぶ>
10月3日:日本文学の精髄は「うた」にあった。ではその、「うた」はどのように読まれ味わわれたか。和歌と謡曲を素材に「読みかた」を考える。
10月17日:無意識のなかの歌の感じかた。北原白秋作詩『この道』を素材として、なぜこれが名曲として広く歌われるのかを考察する。併せて日本語の母音の問題に及ぶ。
10月24日:日本歌曲の曙。滝廉太郎の『花』(武島羽衣作詩)を、どのように読むべきかを考える。併せて「ん」の問題に及ぶ。
10月31日:近代詩と、その歌曲化を考察する。(1)佐藤春夫『しぐれに寄する抒情』を素材に。はたしてこの詩は正しく解釈された上で作曲されているか?
11月7日:(2)歌曲『さくら横ちょう』(加藤周一作詩、中田喜直作曲)を巡って。日本語詩と外国語詩の大きな溝。
11月21日:歌と漢詩文について。鳥居忱作詩『箱根八里』(滝廉太郎作曲)の詩の背後にあるもの。
11月28日:北原白秋の詩と歌。『城ケ島の雨』(簗田貞作曲)を精密に読んでみる。
12月5日:その2(前回の続き)
12月19日:野口雨情の詩『七つの子』(本居長世作曲)を読む。
1月16日:三木露風の詩『ふるさとの』(斉藤佳三作曲)の解釈と、その歌曲化の問題。
1月23日:日本文学の「発想」ということ。勝田香月作詩『出船』(杉山長谷夫作曲)を素材として考える。
1月30日:田中冬二の詩の美しさ。処女詩集『青い夜道』から。『みぞれのする小さな町』『くずの花』を読む。「書かれていないものの意味」について考える。
2月6日:自作詩の歌について、その(1)『夢の意味』(上田真樹作曲)の意味すること。
2月20日:その(2)『旅のソネット』(二宮玲子作曲)について。
2月27日:その(3)『追憶三唱』(深見麻悠子作曲)について。
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